「セーフティーネット・クライシスII 非正規労働者を守れるか」 12/15放送 NHKスペシャル

 生活保護が危ない?最後のセーフティーネットはいま? (扶桑社新書 33)論争 日本のワーク・ライフ・バランス残業ゼロ授業料ゼロで豊かな国オランダ

出演 厚生労働副大臣大村秀章,日本総合研究所特別顧問…門脇英晴,反貧困ネットワーク事務局長…湯浅誠,東京大学教授…神野直彦,

 NHKの報道の指向性は「ワーキングプア」「派遣切り」キャンペーンから
セーフティーネット」そして「フレキシキュリティ*1へ。


 どうしてもキャンペーンにインパクトを与えるため「現場」の悲惨な例を提示する事に終始しがち。
 しかし、そればかりだとすぐ飽きられたり反発を喰らったり。番組の意味合いも少ない。

 オランダの例が多く取り上げられていたが、「寛容」がなくなり「合理主義」精神の希薄な日本でその取り組みが生かせるのだろうか?

 今後の展望課題を明らかにしようとする姿勢が強く打ち出されているが、出演の先生方のコメントも歯切れが悪い。
 具体策の提言を望むのは酷。


 

*1:企業と労働者が譲り合い、社会保障と経済成長を両立させる