風の名前(上中下)キングキラー・クロニクル 第一部 Patrick Rothfuss 山形浩生 / 渡辺佐智江 / 守岡桜訳 諏訪原寛幸イラスト

キングキラー・クロニクル 第1部 風の名前 上巻 (キングキラー・クロニクル 第 1部) キングキラー・クロニクル 第1部 風の名前 中巻 (キングキラー・クロニクル 第 1部) キングキラー・クロニクル 第1部 風の名前 下巻 (キングキラー・クロニクル 第 1部)

 ハリポタ最終巻の発売を前にして、白夜書房から強力なファンタジー刊行。
 刊行前の宣伝活動も強力だった。
 配本を待ちに待っていたが、店頭に並んでも動きは低調。

ハリー・ポッター』を"卒業"した読者に贈る最強のファンタジー小説、誕生!
「最近の異世界ファンタジーで言えばライラの冒険』と同等ランク、
4巻以降の『ハリー・ポッター』よりはるかに上。
この分野のインスタント・クラシック(生まれながらに古典)となる風格充分だ」--大森望(翻訳家・書評家)

  帯のこの言葉には、かなりのインパクトあり。
 「子供だまし」ではない、という所がかなり前面に出ている。
 「子ども」はいつか大人になる筈、成長すべきものなんだけれども、いつまでも子どもでいたい人も多い。
 だまされていたい人も多い。