イカリソース:会社更生法の適用を大阪地裁に申請

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20050524k0000e020041000c.html
全日本「食の方言」地図
 ソース業界の市場は地域ごとに棲み分けがなされ、分かり易い分布図が地図上に描かれていた。
 以前は三国鼎立状態で東のブルドック(東京本社、中濃が売れ筋)、中部のカゴメ(名古屋本社)、西のイカリ(大阪本社)、と言われていたらしい。地域ごとにある食の嗜好に基づいたものだったんだろう。
 しかし、オタフクソース広島市)の台頭で西に変化が起こった。

600億円程度に上るソース市場は縮小傾向が続いている。4月にはオタフクソース広島市)が業務用ソースのユニオンソース(東京・文京)を買収し、シェアトップに立つなど、業界の再編が始まっている。イカリソースウスターソースを初めて商品化した創業109年の老舗で、オタフクソースブルドックソースカゴメについでシェア4位。関西での知名度は高い。http://www.nikkei.co.jp/kansai/topics/26731.html

となったらしい。

 きっと全国には種々の料理と結びついた、特色ある中小の地ソースがあるのだろう。
 (ソース工業会加盟が約130社)
 私は上位4社のソースを常備して楽しんでいるが、イカリはもっとも好きなメーカーだ。
 それだけに残念だ。

 どこの業界も「効率化」の波の中で淘汰が進み、メガ企業の独占が進むが、地域に根ざした小さな芽は残して欲しい。書店も。