NPOが万引きシンポ 意識を高め抑制へ−−現状と防止策を報告 /千葉

http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/chiba/archive/news/2005/01/28/20050128ddlk12040313000c.html

 地域の有志、PTAの方々による万引き防止の巡回が、私の住む地域で慣行されている。
 ただ集団でお揃いの腕章や帽子を着けて、あちこち店舗等を見廻るだけで、はっきりとした効果は見えてこないけれど、示威行動にはなっている。
 そして、見廻る地域の方々と店舗側の意思の疎通の機会にもなっている。

 実際見廻りの際、いろいろな見聞きした万引き等の事例や店側の事情を地域や家庭に伝えることができる。この情報交換が重要だ。

 情報を共有し、地域で連帯できることで新たな認識が生まれ、対策の幅も広がる。万引きしにくい環境を作ることが一番の抑止力となる。

 万引きはアルコール中毒、性犯罪、ドラッグと同じように、一度染まると癖になり行為を繰り返す。個人々々の資質以前にその環境が万引きを誘発しているように思える。誰もが万引き犯になる可能性があるはずだ。

 個人を取り締まるばかりでは、なかなか解決しない。

 世間のあらゆる業種が、お互い整合性が取れて存在しているわけではない。万引き増加の一因と言われている新古書店の存在も、出版業界書店業界にとって鬼っ子のようなものか。いい子ばかりではないということだろう。