日書連低率ポイント制容認へ方針転換。三省堂のポイントサービス本格化。 

本屋さんもポイント制 三省堂、本格導入で全国波及へ
http://www.asahi.com/business/update/0308/053.html

 いよいよ書店でのポイントサービスの是非に決着をつけるときが来た。他業種では当たり前の顧客サービスが書店でもついに・・・。

 反対の主な理由は、「再販制度の堅持」と「余力を持たない中小書店のお家事情」だ。

 本当はポイントサービスをきっかけに、顧客獲得を目指すプラス思考が前面に出るべきなのだが、いっぱいいっぱいの中小書店は悪い方向しか眼に入らない。そのマイナス思考も渦中にいる私にはよくわかる。



 ただポイント制導入ができなくて消えてしまうような書店があったら、結局その書店は「本を金銭にしか換算できなかった」「本を文化として扱えなかった。」といえるだろう。
それこそ「再販制度の堅持」には繋がらない。



 とにかく時代の流れや民意はポイント制移行だろうな。プレミアムにみんな走るし。
 さらに再販堅持とはいっても、一部大量採用や官公庁企業向けには書店からのキックバックも慣行化しているらしいし。一般向けだけに定価販売を建前にしても通用はしないだろう。

 消費税導入時の大反対運動とその後の収束を思い出す。