猛烈に意識している。

 サッカーアジアカップ重慶での日本への大ブーイングはテレビ中継からもダイレクトに伝わってきた。この感情的なバッシングを真摯に受け止めたい。
 反日教育もさることながら、アジアのチャンピオンシップに日本が関わることに嫌悪感があるのかもしれない。

 日本は上昇志向を煽る格好のターゲットであると同時に、いまだに多数の経済的浮かび上がれない層の鬱憤の捌け口になっているのではないか。指導層や富裕層の隠れ蓑ともいえる。北朝鮮みたいに。

 もはや60年前の戦争を理由にすることは名目にすぎないだろう。日本の政治家も戦争責任の是か非かを論じることによって、事の実態をぼかしてしまっている。

 
 本当に考えなければならないことは感情的なぶつかりあいではなく、中国の経済膨張に安易に乗じた日本経済の中国依存傾向であり、これに伴った中国の環境問題である。
 
 とはいっても日本国内はそれほどブーイングも環境も意識していないけれど。