【 「声」 】書店注文軽視する出版社対応に怒り 全国書店新聞 8月11日号記事

urinin2008-08-14

http://www.shoten.co.jp/nisho/bookstore/shinbun/view.asp?PageViewNo=6637

利益0円でもお客様の注文を大事にする本屋魂をなんと思っているのか。「あんたたちの対応は勘弁ならん。キャンセルしてくれ」・・・
こういう出版社がいるから全国の小書店は疲弊し、衰退していく。

 こんな「声」を聞くと、あるあるネタとして妙に共感、納得してしまう。
 嫌な話だが今、営業面でも流通面でも追い詰められアップアップの書店は「キレ易く」なっている。
 とても他者の立場を慮る余裕がない。
 こんな逆境に立ち至った責任を他者に転嫁しがちだ。
 業界全体にとっては不幸な事だと切実に思う。



雑誌愛読月間」(社団法人日本雑誌協会)の(アッキーナの)標語入りポスターに対する書店サイドからのクレームも凄かったらしい。

  • 丸めて読んでも、折って読んでもいい。
  • 好きなページは、切り取ったっていい。
  • 突然の雨のときには、傘にしたっていい。

 このクレーム騒動に限らず、業界内(版元、取次、書店)で苦しいもの同士、お互いいがみあっている状況が眼につく。
 これでは、出版不況は進むばかり。
 業界全体にとっては不幸な事だと切実に思う。