「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)
いよいよ『シリーズ最終巻』「死の秘宝」でハリポタ販売も最後のチャンス。
ハリーたちだけでなく、販売現場でも最後の壮絶な販売合戦が始まっている。
最後だけあって、コンビニやネット書店等の攻勢は前にも増して激しい。
書店以外での購入に消費者が慣れてきたのも「ハリポタ」に拠るところが大きいように思えてしまう。
それなのに、新古書店で100円程度で売られている既刊分を見ると、なんとなく悲しくなる。
思えば長きに渡って、仕入れ在庫部数の調整や、予約に当たっての価格やサービス品に関して、神経を使った一喜一憂のシリーズだった。
おかげで書店にアリガチの「ぬるま湯体質」が少しは改まったような気もする。
社会現象としてメディアに大きく取り上げられた過去のイメージは薄くなったものの、この販売イベントに依存したい気持ちは相変わらず。