今週の本棚:『源氏物語』特集(その2止) 鹿島茂・評 毎日5/4
http://mainichi.jp/enta/book/hondana/news/20080504ddm015070017000c.html
- 与謝野晶子訳(角川文庫・全訳新装版全5巻、既刊3巻・各740円)
- 瀬戸内寂聴訳(講談社文庫・全10巻・650〜770円)
- 谷崎潤一郎訳(中公文庫・全5巻・960〜1050円)
- 円地文子訳(新潮文庫・品切れ)
- 玉上琢彌訳(角川ソフィア文庫・全10巻・735〜903円)等々・・・
『源氏物語』の現代語の完訳版で選択する指針が述べられている。
とにかく難解と噂に高い谷崎訳。5度も訳し直したそう。トライする前にビビってしまう。
谷崎訳で完読を果したという読者は多くないはずだ。
やっぱり。
あえて大胆な解釈に踏み込んだのが円地文子訳。
大胆って訳者の創作ということ?
内容重視派の与謝野晶子訳はどうか? これは驚くほど読みやすい。
古臭くはないらしい。
健在。まだまだ。
結果、簡潔さは晶子訳、情感では寂聴訳との事。
せっかくの「源氏物語千年紀」、是非この機会に読みたい。参考になる。