〈出版文化どう守る・上〉値引き合戦、書店姿消しスーパー台頭 朝日3/6
http://book.asahi.com/clip/TKY200803060260.html
「出版文化どう守る」→紙面より随分遅い、ネット上の記事公開だけれども・・・。
出版不況に苦しむ日本で価格競争が起これば、英国以上の混乱が生じるのは必至だ。業界では売れ残り本を値引き販売するなど再販制の「弾力運用」を進めている。再販を堅持しつつ消費者利益をはかる方策を探ることが求められている。
縮小する市場、増え続ける新刊点数、4割近い返品率……。日本の出版不況が深刻だ。
「増え続ける新刊点数、4割近い返品率……。」諸悪の根源のように指摘されているけれども、「大量生産大量消費」が大好きなのは国民性だと思う。
活発な生産消費をし続けないと「死んでしまう」ような不安を抱えている。
これは出版に限らない。
「価格競争が起これば混乱」するかもしれないが、きっと日本人は早々に都合のよい折り合いをつけてしまうような気がする。
出版社も書店も徐々に淘汰は進みつつある。
急いで「出版文化どう守る?」と難しい答えを見つけようとしなくても「流れる方向」は決まってきている。
結局は「消費者利益」が優先されることになるはずだ。