春日山城壁書「運は天にあり 鎧は胸にあり 手柄は足にあり」

運を天に任すなんて―素描・中山素平
 先週の大河風林火山でのGackt(上杉謙信)の出陣前のパフォーマンス。
 角川映画天と地と」では屋外で迫力あったが、今回の大河ではちょっと暗いし狭そう。緒形さんはじめ皆さんぎゅうぎゅう。
 もう少しスケールの大きい舞台でやってほしかった。

 
 「鎧は胸にあり」とあるが、謙信の父為景葬儀の際*1、少年謙信も甲冑に身を固めて変事に備えたというし、自らが亡くなった時も甲冑を着けて甕に納められたというから、随分危ない橋を渡っていたような感じがする。
 「鎧が胸にある」時が、大変な時な事は間違いない。
 葬儀の際は「政局」なんだろう。

*1:「青海のありとは知らで 苗代の水の底にも蛙なくなり」為景の和歌