視聴率も落ち着き、原作も順調な売れ行き。
私も昔中学生の頃買って読んだが、当時伊右衛門千代夫婦の心の機微などが分からず、「国盗り物語」や「新書太閤記」「覇王の家」と比べ、あまり面白くなかったという記憶のみだった。
しかし結婚して、大河ドラマ化を機会に文庫本を引っぱり出して、改めて読んでみると少しだけれどその真価が分かったような気がする。
読むタイミング、年代によって随分作品の印象が変わる。
読者が良いタイミングで作品に出会う場を少しでも多く演出したいものだけれど、あまり出来ていないような気がする。