たびたび自費出版に関して相談される。

　配達先のお客さまから「自費出版を持ちかけられたんだけれども、どうしよう。」と相談される。お約束の初版１０００部は著者の買い取り。

　誰でも「あなたの本出版しませんか。」と言われるとちょっと舞い上がる。
　しかも「審査の結果、ＯＫでした。」なんて言われると「これは売れるかも」と思ってしまう。

　版元は絶対損をする商売はしない。。
　書店も現金だから売れる見込みのある本は仕入れるけれども、見込みのない本はコネでも無い限り店頭には置かない。
　増刷するくらい売れないと元もとれない。儲かるのは極めて希だ。

　自費出版の夢を叶えるためには、リスクを背負う気構えがなくてはなるまい。
　それに出版後の販売計画をある程度イメージして、宣伝や親戚縁者地域等への根回しが必要だろう。