月10万円で豊かに暮らせる町&村 :テレビ東京

http://www.tv-tokyo.co.jp/tsuki10/index.html

 「中央と直結して交通の便もよく、企業や工場等を誘致し、大規模小売店や似たような箱物が林立すること」が豊かな暮らしの条件だったら、いつまでたっても地方は都会の後塵を拝するしかない。

 番組の趣旨から言うと、どうやら「都会をリタイアした人」向けらしいけれど、もっと地方の本質や現実に踏み込んで欲しいような気がする。
 収入減や都会脱出が移住目的で、「果たしてどこが暮らしやすいのか?」を徹底的に比較するだけだったら、すぐ地が出てしまう。


 私は地方の「不便」さを真正面から表現して欲しいと思う。
 「不便」な地方をどう評価するか?は、外部から与えられる要因からだけではなく、そこに住む個人々々の考え方にあると思う。


 地方にある独特の風土や歴史、世界観、心象風景等に思いをはせることができれば、生活そのものの表面に自分独特のレイヤーをかけたような状態となり、日々が輝き楽しくなるだろう。

 地方の心象風景は「A I R」にありそう
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 AIRのBGMが心の中で流れるだけで、何気ない田舎の風景が変わるような気がする。


 小中学、高校生の時代には儚い「青春」というレイヤーがかかっているから「楽しく?」感じるのだろう。