ちょっと大げさな表現。

 どの業種でも拡販のため、大げさに危機感を煽る物言いが目立つ。
 「シロアリ駆除」や「外壁工事、住宅修繕」などは前からその弊害が指摘されてきているが、見回してみるとどの業種でも「その手」を使っている。

 特に新学期を向かえての教育産業は、保護者を刺激する宣伝広告が目立つ。かくいう書店員も辞書、参考書、児童書等を選びにくるお客さんに、必要以上の必要性を知らぬ間に主張してしまっている。

 しかし、「あんたに聞いてよかった。」とお客さんに感謝されるケースが多い。(自画自賛) お客さんによっては過剰なセールスを待っている場合もある。
 まあ書店での買い物金額なんて大したこと無いから、間違って買っても大したことは無いか・・・。

 過剰な表現が目立つと私が思うのは「医療」の現場だ。医療過誤を恐れて、必要以上に危機感を煽り、検査漬け薬漬けになっているのではないか。まあそうしないと診療報酬が稼げないし。

 それに比べれば、過剰な本の売り込みなんてかわいいものかも。無駄にするかしないかは買った本人次第。本は、必ずいつか何かの役に立つはず。即効性は無いかもしれないけれど、長い眼で。