今回の内閣改造のサプライズ人事は「降格」だ。

異例の「降格」、安倍氏は幹事長代理
http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-040927-0010.html

 安部氏のほか、首相補佐官に就任した川口前外相、山崎元副総裁の人事も降格か。

 通常日本の人事では昇格していくのが当然と捉えられ、降格や左遷は懲罰的な意味合いが強い。特に経済が右肩上がりの成長を遂げていた時代は、出世が多くの日本人の最大の目標だった。

 経済が低迷し多くの組織が失速しても、組織の人間の出世意識はなかなか変わらなかった。地位も報酬も上昇するのが当然と考え続けてきた。

 降格も周囲の情勢からすれば「異例」ではないということを真正面から捉え、現在の状況に対処していく心構えを、もっと早くから政治家が範となって示して欲しかった。

 でも今回の内閣サプライズ人事「降格」には、別の目論見があるんだろうけど。