ベネチア映画祭、スタジオジブリに「技術貢献賞」


http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20040912i501.htm

イメージ交響組曲 ハウルの動く城
ハウルの動く城1  魔法使いハウルと火の悪魔 (ハウルの動く城 1)

 鈴木プロデューサーが「ライオン(獅子)をもらっても家で飼える訳ではないので……。でも、動かない獅子だったら、ぜひいただきたい」と賞取りに意欲を示した通りに箔が付いた。

 「千と千尋の神隠し」が、2002年2月のベルリン国際映画祭で最高賞の金熊賞を獲ったが金獅子はだめだった。

 しかしあえて賞を意識して日本公開に備える必要はないように思える。
 カンヌ映画祭で最優秀男優賞に「誰も知らない」柳楽優弥君が選ばれたことが極めて意外に受け止められたように、権威ある海外映画祭の評価と多くの日本人の感性との間に温度差があることは間違いない。

 権威に裏付けされた押し付けより、個人個人自らの眼で確かめた評価の方がすばらしいに決まっている。
 でもみんな自分の評価に対して自信がないから、拠り所が欲しいんだよね。