障害者の性
セックスボランティア 河合 香織 (著)という本が売れている。
配達で障害者病棟にいくと、性の問題について切実に考えさせられる。
手足が不自由だと、極めてプライベートな部分まで他者の眼にさらされ、他者の手をわずわらせねばならない。SEXの問題もそうだ。現場ではまじめな対応が始まっている。
ところが行政や一般社会の認識は低い。障害のない生活意識から事を論じているため、現実の事態を適確に捉えられていない。特にプライベート面には偏見と哄笑が付きまとう。
そんな中で先月、横浜美術館で開催中の『ノンセクト・ラジカル 現代の写真III』で高嶺格氏のビデオ作品『木村さん』が公開中止となった。
http://www.yma.city.yokohama.jp/nsr/info/index.html
現実と世間とのギャップはいたしかたないのか。