漫画の地位

 配達先の会社の経営者が手塚治虫等なつかしい漫画を度々注文してくれる。
 ただその奥さんがあまりいい顔をしない。
 曰く「漫画なんかばっかり買って。」

 そこで俺は、「旦那様の買う漫画は既に高い評価が定まった名作中の名作。古典クラッシックともいえるものです。」と反論する。

 しかし奥さま、「でも漫画は漫画でしょ。無駄買いばかりして。」

 さらに俺、「いやいや漫画こそ日本が世界に誇れる芸術、アートです。漫画は教養であり、漫画1ページ当たりの情報量は、活字本の数十倍ともいわれています。」
と弁護。その効用を説く。

 活字はおろか、漫画すら読まない人が周囲には、うようよいる。どんどん伝道、折伏しなければ。