自分の世界
来店するお客さんは、何かしら自分の思いや主張などを抱えてやってくる。
なんとなくブラブラと、というのも思いの内の一つだと思う。
決め買いだと買い廻り時間は短い。お目当てのモノがあれば満足度も高い。
しかしだいたいお目当てのモノは、売れ筋かつ品切れの場合がほとんどだ。となると極めて不満のまま帰途につかねばならない。手に入らなかった残念な思いを書店員にぶつけてくるお客さんも多い。
その思いをぶつけられたときの処置が、仕事の重要な部分だと思う。
お客さん自身の世界(マイワールド)に書店員がいかに共感して、お客さんが来店した思いに応えられるか。たとえ本が手に入らなくても、そのケアができるかどうか。
中にはとってもディープなマイワールドを持ったお客さんもいる。ちょっとつきあいきれない世界もある。しかしめげずに広い守備範囲をこなしたい。
特に最近は「韓国系」の世界観が多く持ち込まれる。これは深いぞ。