気まずい感じ

 お客さんから本の注文を電話で受け、取り置きしておいたのが
「ずっと彼氏がいないあなたへ」ずっと彼氏がいないあなたへ

 ところがお客さんが本当に欲しかったのは
「ずっと彼女がいないあなたへ」ずっと彼女がいないあなたへ

 なんでも息子にプレゼントするとのこと。
 しまった。せっかくの母心が台無しに。一瞬気まずい雰囲気が立ちこめる。

 その場は笑ってすましたけど、よく話も聞かずに売ってしまっていたら、とんでもない結末が待っていたかもしれない。お客さんとのコミュニケーションは大切だ。

 でも意外に「彼氏」の方が喜ばれたりして。いかんいかん。