教科書は必要か
始業式を迎え、小中学校の教科書も配り終わった。
いつも思うが、紙の教科書はいつまで続くのだろう。義務教育では国による無償教科書が全員に配られる。教科書取り扱い書店はそれなりの義務感と使命感をもって教科書を手配しているが、旧態依然の感は否めない。周囲の状況はかなり変化してきている。
老舗書店の淘汰は進み、毎年多くの廃業が続いている。歴史の長い書店ほど教科書取り扱いの比率は高い。書籍や雑誌購入もマルチになり、学校との関係も最近では希薄になりつつある。
広い目で紙資源の保護や輸送コストなどを考えると、無駄な部分も多い。
教科書こそ電子化し、DVD−ROMやオンデマンド出版などに切り替えできないものか。