どうする
週刊文春2004年3月25日号 /3月17日発売 / 定価320円(本体305円)
長女の記事で文芸春秋に出版禁止命令
田中真紀子元外相が「掲載予定の長女に関する記事はプライバシーの侵害」として、17日に発売される週刊文春の出版禁止を求めた。
裁判所は「切除又は抹消しなければ、これを販売したり無償配布したり、第三者に引き渡してはならない」として、出版禁止を認めたという。
文芸春秋社は74万部出荷済み*1だし、販売の判断は取次、書店に委ねられる。
まず全量返品が筋だが*2、徹底できるか?
一部コンビニではもう販売されてしまっているし、プレミアをつけたい向きはつければいい。
記事自体はどうってことないから、問題は差し止めを求めた元外相と文芸春秋社の思惑だろう。
どちらもこの機会を有利に生かそうとするから、各方面に余波が及ぶだろう。
みんな転んでもただでは起きない。
書店としては細かい対応に追われるが、つまらない事に腹を立てずに、大きな視野で、そして考えてお客さんに接していきたい。
どうせまた一時のカラ騒ぎで終わるのは眼に見えている。
でも関心が書店に集まるのは、やっぱりちょっとうれしい。←同じ穴の狢かよ。
田中角栄、田中真紀子を扱った本が急に売れ出した。