橋をかける 子供時代の読書の思い出 美智子皇后 文春文庫

橋をかける (文春文庫)

 安野光雅氏装丁の文庫判ハードカバーが目を引く。
 


 著者が美智子皇后という意識があるせいなんだろうけれども、陳列していても「品」を感じる。
 980円でも決して高いとは思わない。むしろ読者にお得なものを提供している感覚。



 でも他の著者であったり納得できない内容であったりなら、いかに上品で優れた文庫判ハードカバーでも
 きっと980円が高く感じてしまうのだろう。
 特別な装丁は、ここぞという時にこそ生きる。