「100年に1度の経済危機」は口実
年度末を控え、製造業の周辺に位置し「不景気」に喘ぐ企業や個人宅から、
雑誌等の「定期購読」中止の申し出が相次ぐ。
この「100年に1度の経済危機」下では、当然予想された定期購読の中止だけれども、
どうやら前々から惰性化していた慣習を止める「きっかけ」に「経済危機」が使われてしまっている。
だいたい節約、カットは身近な些細な無駄排除から始まる。
今まであまり顧みられなかったどうでもいいような慣習が、時代の気分から一気に諸悪の根源のような「邪魔者」「悪者」へ・・・。
惰性で続けられてきた些細な慣習が、意外に眼に見えないところで役に立っていたかもしれないよ。
小事の処理に汲々として、大局を見渡す視点を失っているのではないか。
時代の気分は、いつも弱者に残酷な仕打ちを伴う。