【 本屋のうちそと 】全国書店新聞 9月1日号記事

http://www.shoten.co.jp/nisho/bookstore/shinbun/view.asp?PageViewNo=6676
ベストセラーの仕掛人―売れる本はどのように生まれるのか (出版をめぐる冒険)ベストセラーの作り方―誰もが読んだあの本の企画のたて方、売り方とは?10万部売れる本の仕掛け一挙公開

「売上げランキング上位の本しか売れない」などという贅沢な悩みは、その売れ行き良好書が取次から山のように入り、新刊平台に山のように平積み出来て、日々飛ぶように売れる大型書店の話であって、当店のように「売れ行き不良好書」を送り付けられている店には縁の無い話だ。

 確かにその「贅沢な悩み」を味わってみたい、と思う気持ちには共感。
 ベストセラーが常時平積みされていたらどんなに楽だろう、とは思う。
 でも「芋粥」と一緒で、その願いがかなえられたらきっと味気ない思いをすることだろう。



 どんなにベストセラーを揃えたところで、立地が田舎では売れる数には限度あり。その利幅利益にも限度あり。
 そんな風に消極的な想像をしてしまうと虚しい。



 それより現実的には儲からないけれども、一冊一冊求める読者の手元に本を届けて喜んでもらえる事が今の「生きがい」か・・・。
 こんなんでいつまでやっていけるのだろう。