石破防衛相、辞任を否定 「隠蔽しても必ずわかる」 朝日2/26
http://www.asahi.com/politics/update/0226/TKY200802260142.html
辞任は必至。ただ折角なので、多くの責任を背負い込んだ後、時機を見てのことになると思う。
防衛省内部の情報開示を巡るゴタゴタした動きは、結局大臣が組織を守るために「腹を切る」事を見越している。*1
ありていに言えば防衛省という組織が「ワザと」情報公表を混乱させ、そこに非難が集まって、本来の事故を巡る責任も含めて諸々を、大臣に投げようとしているみたい。*2
石破防衛相の語り口は、丁寧(そう)で、分かり易(そう)で、説得力があり(そう)だが、実際は自分の主観に基づいた防衛省の弁護ばかり。
組織全体を防衛する為、いいタイミングが来たら、きっと喜んで首を差し出すだろう。
「読売ウイークリー」08年3月9日号のこの記事は、核心を衝いているのではないだろうか。
海自事故 レーダーいたずらされてた!?
昨年末「イジメ自殺」した隊員の衝撃告発/しかも現場は今回と同じ房総沖
「見張りは」「レーダーは」――。2人が行方不明となっている(22日午後3時現在)海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船の衝突事故。「あたご」側の海面監視のお粗末さが事故原因ではなかったのか。
実は、昨年末に自殺した、ある海上自衛官が「レーダーをいたずらされた」と告発していた。今回の事故と関係はないのか。自殺した自衛官の父親や弁護士に取材し、乗務していた護衛艦の中で起きた、信じがたい「いじめ」の経過を追跡した。
しかも「いたずら」が起きたのは今回の事故とほぼ同じ場所。これは、ただの偶然なのだろうか。詳しくは本誌記事で。
組織内の信じがたい「いじめ」というと、警察官の職場自殺も思い浮かぶ。