松本清張さんの遺族 旧居保存活動に自粛求める 産経msn1/8

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080108/acd0801082252005-n1.htm
宮部みゆき責任編集 松本清張傑作短篇コレクション 上 (文春文庫)点と線 (新潮文庫)

遺族らは(1)旧居は他家の所有となって50年経過し、改装などで当時の面影は消え再現は不可能(2)松本清張は名前を使って募金活動するような行為を嫌っていた(3)「清張の会」は遺族と関係も面識もない−などを理由に会の活動を批判している。


 作品が生まれた環境を知ることも「読書」の楽しみのひとつだろう。
 その事を巡って関係者の思惑が様々存在することも当然かもしれない。


 ただ作品とは直接関係ないドロドロした争いが、結果的に作品やその環境が再認識されるきっかけになっている。
 今回の騒動で「旧居」の存在もクローズアップされた。
 マイナスイメージの騒動も、注目が集まれば結果的にOKみたい。


 時代が変われば作品作者の解釈が変わっていくのも仕方ない。
 「松本清張は名前を使って募金活動するような行為を嫌っていた」さえも、今では逆利用されるネタになってしまった。