黒幕のコンサルタント
総研の内河健氏がクローズアップで報道されている。
様々なプロジェクトを取り仕切り、大きなマージンを得ていた姿には驚かされた。
このような人種が現実に世の中を動かしているのかもしれない。
今回の騒動の場合、建設の筐体コストを違法な形で絞り、短い工期と利益を捻出していたようだ。
しかし逆に、不要なものを沢山プロジェクトに盛り込み、コンサルタントや関連の業者で利益を分け合う図式の方が広く行われているような気がする。
多くの公共事業や3セクなどで無駄な予算を食いつぶした元凶はこのような「たかり」の構図だと思う。
そのためこのような「水増し」は目立つようになり、チェックも厳しくなったようだ。
一連の耐震偽造騒動の中で使われた技法は、目立たない形での「錬金術」だったのかもしれない。