近所の大学の先生方の自費出版を委託販売。

本は読むより書く方が10倍楽しい 自費出版年鑑―第8回日本自費出版文化賞全作品 (2005)
 地元の印刷会社の社長から、「地元大学の先生方の出版した本を置いてくれ。」と依頼される。
 タイトルを聞くと売れそうな感じだし、お付き合いもあるし、販売条件もいいし、二つ返事で引き受ける。

 ところが納入された現物を見てビックリ。

「渋過ぎる。」
「購買者の買う気をソソル設定が全く無い。」
「媚びる気が無く、自分たちだけの世界。」

 これでは売れない。

 1週間経っても2週間経っても、地元紙で宣伝しても、私のつたないポップをつけても1冊も売れない。
 店頭で見かけたお客も手にとって即投げ出す始末。
 
 タイトルは良いんだけれどなあ。中身もそこそこなんだけれどもなあ。


 地方自費出版といえども、総合的な売る戦略をこめる事は企画段階から不可欠。

 プロデューサーやコンサルタントが別にいないとだめか。