2005-07-12 「カラー版・江戸の春画シリーズ」好調 洋泉社COLOR新書y―カラー版・江戸の春画シリーズは手堅く売れる。 「喜多川歌麿―世界が賞賛した“エロスと色彩”の魔術師」 「葛飾北斎・春画の世界」 手ごろな価格で美しい図版。 どうしても建前としての学術的分析に陥り易い春画本が多いが、ちょっと抜け出した。 ストレートな本音が表現された春画の潔さに感服。 こういった「エッチ」が市場拡大を担ってきたんだろう。 江戸時代、弾圧にもめげず、春画が版元や書店繁栄の基となったことも肯ける。