本のポイントカード便利だが…http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20050708bk01.htm
再販制度を金科玉条として、書店におけるポイントカードの問題を考えるのは違うような気がする。
どうしても私たち零細書店関係者は貧乏くさい考えになって、ますますいじけてしまう傾向にある。
当記事にもあるように、ポイントカードを顧客情報管理に活用しようという意図も大きい。多くの来店購入者を抱えるメガ書店に対して私たちの感じる脅威の本質は実に此処にあると思う。
私たち零細書店は、少ない顧客に密度の濃いサービスを目指している。それが生き残りの大きな決め手になるはずだ(と思うけれども・・・)。
大切な顧客情報は店員の頭にインプットされて、配慮に基づいた運用がなされている。*1
漏洩しようにもデータベースに実体がない。
コンピュータで処理される個人情報にやさしい気持ちを込めることは難しい。
「本を売る喜び」の原点に立ち戻って考えたい。
*1:時々「どちら様ですか?」と聞き返して怒られているけれど