NHK名作平積み大作戦 http://www.nhk.or.jp/hirazumi/

 何処の書店に行っても同じ棚、同じ平積みで、変わり映えしないという批判をよく聞く。読者が同じ嗜好の物を求めるから、自然とそちらに阿ってしまうのが現実だ。ミーハーなその他大勢の力は強い。売り上げのほとんどは、そこからあがる。
 批判はコアな読者からが多い。

 でも最近は書店の売れ行きベストテンにも地域性や立地、書店の個性がだんだん出てきた。金太郎飴ばかりでもない。現にウチの書店のベストテンと全国書店のベストテンはえらく違う。はっきり言えば地方色がとても豊かだ。「こんなもの」というのがけっこう売れる。
 「こんなもの」を見つけだす事はとても楽しい。これこそ書店員の醍醐味だろう。


 NHK名作平積み大作戦の着眼点は面白い。でも書店員の醍醐味は果たして伝わるだろうか。