新選組!近藤勇の思惑

 流山に駐留中投降、拘束され明日の放送で不名誉な死罪になってしまう近藤勇
 甲州勝沼での野戦後、新選組の真骨頂である市街でのゲリラ的な戦いに活路を見出そうとしていたのではないか。都市郊外に屯所を構え、土地不案内な新政府軍に抵抗しようと構えていたと思える。

 新政府軍は恭順謹慎している旧幕府関係者と事を構えるわけにいかず、とくに東山道軍は象徴的な血祭りを求めていたようだ。小栗上野介近藤勇らは格好な標的であり宣伝効果も高い。

 江戸を奪回しようという旧幕府勢力の組織的な動きが結束しないうちに、各個撃破されたような観がある。