年賀状ソフト隆盛

 毎年のことだけれど年賀状印刷のソフトがついたムック類が多種店頭に並び始めた。どんどん増殖して売場の調整が難しい。

 年賀状という風習は不景気でだいぶ下火になったと聞いていたが、パソコンの普及が逆に盛り上げている。
 年々増え続けるインクジェット紙のお年玉付き年賀状の刷り枚数を聞いて驚いた。

 たとえ個人でパソコンを使って印刷しても、個性的な年賀状が出来るとは限らない。かえって没個性に行き着くと思う。

 結局、ソフトを使いこなして印刷出来たという満足感を得るために、年賀状印刷のソフトがついたムック類が売れているように思える。

 これはこれで目的意識を持ったスキル向上だし、いいのかもしれない。

 この積み重ねが将来パーソナルな「DTP時代」が訪れたとき、きっと役立つに違いない。