『探究 洛中洛外図』
室町戦国期から江戸時代にかけて制作され、現在、百点以上が確認される洛中洛外図。いつ、どこで、だれが描いたのか? 雲の隙間から見下ろす構図や特徴的な金雲はどんな意味をもつのか? 等々、だれもが抱く素朴な疑問を八つのキーワードに分類して、洛中洛外図の面白さを解き明かす。
黒田日出男 佐多芳彦両氏の解説が分かり易い。
読み応えあり。840円は安いかも。
36項「嫁入り道具の洛中洛外図屏風」
最初に徳川和子入内行列が描きこまれたとされる、公開されていない新出本洛中洛外図の伝来経路が気になる。