楽しみな四月の新書

　新学期新生活スタートシーズン、新書の売れ行きがいい。

• 洋泉社歴史新書ｙ001『長篠の戦い　信長の勝因・勝頼の敗因』4/7刊　定価861円

信長は鉄砲がなくとも、長篠合戦に勝利することが可能だった。
勝頼側の敗北の原因は、情勢分析の失敗であり、
同合戦の主役は徳川家康で、信長は単に境目争いに加勢する立場だった。

• 洋泉社歴史新書ｙ003『村人の城・戦国大名の城　北条氏照の領国支配と城郭』 4/7刊　定価882円

戦国大名は、領内の支配を円滑にするため、
領民の言い分も聞き、合戦のおりには、
城内に彼らを避難させ、生命・財産を守った。
それに反すれば、領民は敵側に寝返ることもあった。

• 『鬼平の給与明細 (新書)』 ベストセラーズ (2010/4/9) ￥ 780

• 『「理科」で歴史を読みなおす 』(新書) 筑摩書房 (2010/4/7) ￥ 861

歴史を動かすのは政治や経済だけではない。縄文天文学、奈良の大仏の技術水準、万葉集の数的センス……。理科力で見る新しい歴史。

『長篠の戦い』・・・「信長は単に境目争いに加勢する立場」
『「理科」で歴史を読みなおす 』・・・「歴史を動かすのは政治や経済だけではない」
　に、シビレル。