謹訳 源氏物語 一 桐壺 帚木 空蝉 夕顔 若紫 林望 (著)

謹訳 源氏物語 一
 全10巻。
 さすが書誌学者。

「コデックス装」という装本スタイルを採用。どのページもきれいに開いてとても読みやすく、平安から中世にかけて日本の貴族の写本に用いられた「綴葉装」という奥ゆかしい装訂を彷彿とさせる造り。

 現代語訳もさることながら、まず装訂に感動。


 「名訳」を超えた完全現代語訳とのことだけれども、
 自分の読みが鈍いのか、その真価が感じられない。確かに読みやすいけれど。