社会覆う気分を投影 黒い装丁本目立つ理由 読売1/16

http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20080116bk01.htm?from=os2
新潮 2008年 01月号 [雑誌]

シンプルさを重視したのか、それとも社会不安の表れなのか? 書店で最近、黒を基調としたカバーの本をよく見かける。

 「社会不安」ではなく、「落ち着き」を表わしているような気がする。
 個人的には「黒い本」を見かけると、「備長炭」の黒を連想してなんとなく浄化されたような、癒されたような感じがする。

創刊104年目を迎えた文芸誌「新潮」の1月号である。普段の号は白い表紙なのに、この号は特別に、黒地にクリーム色や銀の文字で雑誌名などを記した。

 確かに「新潮」の1月号の黒装束には驚かされた。硬めの文芸誌なのであまりうちでは部数が出ないが「黒」の効果なのか売り場で目立って完売御礼。
 
 でも折角の黒も、周りが「黒ヅクメ」だと効果は無い。やはり「ここぞ」という時にしか使えない。