追随許さぬ広辞苑人気 定着ブランド、地道に改訂 朝日1/16

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広辞苑 第六版 (普通版)広辞苑 第六版 (机上版)広辞苑 第六版 DVD-ROM版 (<DVDーROM>(HY版))

魅力的な辞書は数多いのにどうして広辞苑ばかりが人気なのか。・・・
「同じ20万語台の大辞林三省堂)、大辞泉小学館)、日本語大辞典(講談社)が内容的に勝る面もあったのに、いったん定着したチャンピオンの座を揺るがすことができなかった」

 過去より「岩波知識人」によって伝え広められてきた岩波ブランドが定着し、この強力なバックボーンが辞書のチャンピオンの座を支えてきた。
 
 もはや変らぬ味を伝承する「名物」「銘菓」の類。
 老舗の味は極めて慎重な改訂によってこそ保たれる。*1
 新語として何を追加したか等ではなく、伝統と信頼、変らぬ味わいが「売り」だろう。
 

「紙の辞書の人気は根強い。少なくとも次の第7版は本で出すことになるのでは」岩波書店編集部の上野真志課長談

 よかった。第7版はまだ「紙」らしい。

*1:でも「いけ面」はミスったなあ。