本の自動販売機、キオスクで人気 首都圏JR5駅 朝日12/19

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自販機の時代―“7兆円の売り子”を育てた男たちの話自動販売機の文化史 (集英社新書)

1台の機械に16点が並ぶ。たとえば京極夏彦『魍魎(もうりょう)の匣(はこ)』、安野モヨコ美人画報』、水木しげる『総員玉砕せよ!』……。

 本の自動販売機自体にそれほど驚きも興味も無いが、「16点という限られたポジションに何を選ぶか?」にはおおいに興味あり。
 とにかく店舗規模を巨大化し商品の点数を増やせばいい、といった風潮に流されまくっているから、一服の清涼感さえ感じる。

 アイテムを増やし続けるのは易いが、思い切りよく切り捨てるのは難い。

「活字をめぐる風景としてとても新鮮。マニアックな品ぞろえにも興奮して、思わず写真まで撮ってしまいました」。作家の亀和田武さんは、実際にホームで見た時の驚きをこう語る。

 ちっぽけな書店でも、自動販売機に負けない「マニアックな品ぞろえに興奮」してもらえるようになりたい。