月9ドラマ、ガリレオ第2回
ストーリーの最後で、湯川氏の検証の結果、幽体離脱が否定されたにもかかわらず、10歳の忠広(今井悠貴)が父親の立場を慮って弱々しい声で、「本当に空を飛んだんです」」と言い張る。
涙を誘う展開。せっかくの科学的な証明もちょっと色あせる。
たしか、松本清張の小説「鬼畜」のなかで、小さな男の子が父親に崖から突き落とされて助かり、後に父親が捕らえられて対面した際、
「この人、ボク知らないよ」と父親の立場を慮って言うシーンがあったような。思い出した。
森鴎外『最後の一句』での「お上の事にはまちがいはございますまいから」という少女の一言も思い浮かぶ。
でも、今の防衛省では「お上の事にはまちがいはござい」ます。