「売れ残った本」半額に 出版社17社、ネットで本格販売 朝日10/7

http://book.asahi.com/news/TKY200710070036.html

再販制度のもと「定価販売」を続けている出版業界では、絶版前の書籍の「値引き」に根強い抵抗感がある。業界では、03年秋から年2回、期間限定でネット上で定価の5割引きで販売する「謝恩価格本ネット販売フェア」を続けているが、通年開催は一般書店での定価販売に悪影響を与える懸念もあった。

 本を買う側の立場から言えば、「値引き」は当然歓迎される。
 売る側は「値引き」による別の「メリット」が見込めないと「値引き」に消極的にならざるを得ない。

 まるで経営に余裕のない零細書店にとって「値引き」による別の「メリット」は実感しにくい。
 「海老で鯛を釣る」にも、「海老」に事欠いている始末。
 この辺が発想転換、克服できないと書店事業の継続は無理かもしれない。



 これを「遠い国の出来事」と楽観視しているうちに、だんだん「首」は締まってくる。