鞭声粛々べんせいしゅくしゅく

すっぽらぽんのぽん―頼山陽の母・梅〓八十四年の生涯
 大河「風林火山」は、今日からいよいよ川中島の戦いに入る。
 史実とは異なるが、どうしてもこの漢詩の印象は強い。

 川中島   頼山陽
不識庵機山を撃つの図に題す」
 鞭声粛々夜河を過る
 暁に見る千兵の大牙を擁するを
 遺恨十年一剣を磨みがき
 流星光底長蛇を逸っす

 頼山陽没後に出版された『日本外史』が当時ベストセラーとなるが、
 来年の大河主人公「篤姫」も『日本外史』を愛読したらしい。(宮尾登美子の原作による)
 養父島津斉彬との『日本外史』を巡っての逸話は面白かった。

 頼山陽といえば、
 見延典子氏(頼山陽記念文化財団評議委員)
の新刊「頼山陽 上下各2310円」が10月に徳間書店から出る。
 中国新聞に連載されていたもの。やっと読める。

男は文で歴史を変え、女は愛で男を変えた。江戸末期最高峰のクリエイター、頼山陽の自由奔放、不羈の生涯!