「本の中身」検索に日本語版 グーグル開設 全文閲覧も 朝日7/5

http://www.asahi.com/business/update/0705/TKY200707050341.html

NHKスペシャル グーグル革命の衝撃グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する  文春新書 (501)
 早速体験http://books.google.co.jp/
 使い勝手はいいが、如何せん、参加出版物が少ない。(日本語で当初利用できるのは数万冊)
 アマゾン「なか見!検索」との比較が楽しい。

著作権保護期間が切れた書籍は全文が表示され、文章をダウンロードしてパソコンに取り込むこともできる。
保護期間中の書籍は、全分量の最低2割が検索対象となる。

 膨大な紙の本の蓄積の内の、まだホンの一部が「電子データ化」されて、供され始めたばかり。
 電子データ化により便利になって、埋もれていた価値が掘り起こされるのは良いことだ。


 ただ、容易で安価な利用で膨大な本の世界も、いつか枯渇してしまいそうな気もする。
 紙に印刷して販売(課金)して資本を蓄え次への原資とする、というサイクルは保てるのだろうか。
 出版業だけで回していくことは不可能になるかもしれない。
 ほかの業種で儲けて、それで「本の世界」を維持していかなければならなくなるかも。*1


 自然環境と一緒で「利用」するばかりでは、いつか行き詰る。
 

*1:現に書店業だけで書店の経営はできなくなってきている。