崩壊する職場

職場はなぜ壊れるのか―産業医が見た人間関係の病理 (ちくま新書)
 配達であちこちの職場に出入りするが、中小に限らず士気、テンションの低下が目立つ。(自分の職場もそうだけれども)
 景気は回復基調にあるといっても、地方で体感する景気はかなり冷え込んでいる。
 そこへもってきて、バブル崩壊以後、経営の悪化から雇い主の従業員への待遇は冷たくなる一方。統計の数字に反映されない労働条件の悪化は目を覆うばかりだ。
 派遣の割合が増えたせいだけではないが、忠誠心が低下するのも仕方ない。

 中川幹事長が発した「忠誠心」の低下への警鐘は、内閣に限らず、このような世の中の雰囲気に対するものだったのだろうか。