普通の若者が携帯小説 ベストセラーも続々 朝日2/11

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ケータイ小説家になる魔法の方法

新しい文学なのか、それとも一過性のブームなのか。出版不況のなか、本を売るのに四苦八苦している文芸関係者たちは、困惑を隠せない。

 「一過性のブーム」でもいいじゃん。困惑する必要はない。
 表現の場として携帯小説という形が適していて、それを享受しやすい媒体がリアルな「活字本」だったのだろう。

主人公の恋人が死ぬことが多いなどストーリーがワンパターンで、表現も稚拙だとして、「小説ではない」と批判する人もいる。

 「ワンパターン」「稚拙」などと、高尚に構えていては市場を見誤るような気がする。
 出版不況脱出には、そこに携わる人間がさらに視野を広げないと。


 何か表現したい、共感したい、という欲求のウネリを携帯小説に感じる。
 それぞれの現実は、それぞれに厳しい。