ある医院の「中待ち」での会話で

医院建築 秀作事例集〈1〉

 ある医院に配達に行った際、ちょっと切ない話を聞いた。
 診察室と待合室の間にある「中待ち」で中学生とその保護者同士が出会い、つい中学校の教師の悪口に話題が発展してしまったらしい。
 中待ちと待合いの仕切はカーテン1枚で薄い。(ココが問題だけれども)
 たまたまその話題の中学校の教師も診察のため折悪しく待合室に入ってきた。
 悪口はエスカレートするばかり。
 やがて出てきた生徒と保護者と教師の間には凍り付いた空気が・・・。



 親の最大関心事である「こどもたち!」に教育現場で関わり合う教師は、田舎では格好の世間話のネタになりやすい。なにかと身辺に気を使い、居心地の悪い思いをすることも多いだろう。
 そこへ持ってきて、いじめや必修洩れを端緒とした社会全体の「教育再生論議の盛り上がりは、かなり厳しいと思った。

 教員免許の更新はより厳しく
 伊吹文部科学大臣は、衆議院特別委員会で、教員免許の更新制度について、10年ごとに更新するなどとした中教審中央教育審議会の答申の内容では十分ではないとして、講習を強化するなど、教員にとってより厳しい更新制度を検討すべきだという考えを示しました。NHKニュース(11月14日 15時2分)
http://www3.nhk.or.jp/knews/news/2006/11/14/t20061114000127.html