天声人語 朝日新聞9/12を読んで

 中くらいの本屋が好きという人は運を信じている。(高坂政堯氏の考え)

 本との偶然の出会い、運命的な出会いがあったと感じられることは幸せだ。
 思いがけない掘り出し物も嬉しい。


 でも現実的には余裕の無さ、時間の制約から最短で効率的な検索が優先される。
 検索の対象も数量が多い方が目的物にたどり着く可能性が高くなる。


 実生活においては、気になる情報がどんどん押し寄せ、自分に取り込まなければならないものが増え続ける。
消費優先社会だから仕方ないけれども。

 本との出会いも、効率では計れないものがある。

天声人語は締めているが、「ゆったり、まったり」は、させてもらえない。