蔵書買わず、施設建てない 福島・矢祭が節約図書館準備

http://www.people.ne.jp/2006/08/11/jp20060811_62159.html 人民網
http://book.asahi.com/news/TKY200608100478.html 朝日

図書館戦争

本を買わず、建物も建てないで新しい図書館をつくる。そんな試みを、「合併しない」宣言で知られる福島県矢祭町が進めている。厳しい財政事情を背景に、住民ボランティアを中心に開設準備を進め、既存施設を改修、収蔵図書は寄贈してもらうという。町の呼びかけに1カ月足らずで、全国から7万冊以上が集まった。

 ゴミとして捨てるのも煩わしいし惜しいし、売っても値が付かない本の処分方法としての「寄贈」が増え、全国の図書館で手こずっているという話をよく聞く。
 その一方、人気の本ベストセラーに利用が集中し、順番待ちをしているのも現状だ。


 蔵書や施設*1に、各自治体で大きな費用をかけるより、巷に溢れる資源を再利用する福島県矢祭町の試みは優れているかもしれない。


 同じ「本」だけれども、得てして予算を消費するために買われがちの「本」より、個人個人それぞれの思いによって買われた「本」の方が図書館に相応しいような気もする。

*1:蔵書にかかる費用より、施設にかかる費用の方が莫大だけれども